アパートは何階がいいのか迷っていませんか?

ここのアパート1階しか部屋空いてない
けど、間取りもいいし、
ここに決めた!

あっ、安直すぎるっ!
「部屋が何階にあるのか」
も大事なポイントだよ!!
家賃や立地条件、間取りなども大切ですが、
「何階に住むか」 によって、
防犯性、快適性、プライバシー等、大きく変わる。
僕は、1階での生活は
後々後悔することが多いと考える派だ。
特に初めて一人暮らしをする方にとっては、
生活環境の安全性や快適さは日々の満足度に直結。
「部屋選び」が一人暮らしの快適さにつながる!
・2階以上の部屋を選ぶメリット
・1階 の部屋を選ぶメリット
・どーしても1階に住むならここに注意
2階以上の部屋のメリット
2階以上の部屋を選ぶのメリットとして大きく3つ紹介する。

防犯性
警察庁の統計によると、住宅を対象にした侵入窃盗の約7割は「窓」や「表出入口」に集中。さらに、侵入手段別では「無締り(鍵のかけ忘れ)」が46.5%、次いで「ガラス破り」が30.5%を占めているよう。
出典:警察庁「住まいる防犯110番(手口で見る侵入犯罪の脅威)」
警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」
1階は構造上、外部から容易に接近できるため、
侵入のハードルが低く、空き巣や不審者に狙われやすい。
2階以上であれば、侵入に脚立や物干し竿を使うなど、明らかに目立つ行動が必要であり、侵入への時間もかかるため、犯行が抑止される可能性が高い。
とはいえ、統計でも示されているように、
侵入手段では「無締り(鍵のかけ忘れ)」が第一位。
つまり階にかかわらず、こまめな戸締りが大切。
湿気
風通し
一階では周囲の塀や植木、自動車などで風の流れが遮られることが多く、上階よりも空気の入れ替わりが少なくなる。日本建築学会の報告でも、建物の低層部分は風速が落ちやすいとされ、結果として湿った空気が室内に滞留しやすくなる。
日当たりの条件
一階は隣接する建物や塀の影響で日光が入りにくいことが多く、洗濯物や室内の湿気が自然に乾きにくい環境。日射による床面や壁面の温度上昇が少ないため、室内の水分が蒸発しにくく、カビの温床となりやすいのです。
上記2点より、湿気に関しては2階以上の方が利が多い様子。
洗濯物や日々の掃除の手間などを考えると、
湿気が溜まりにくい環境にしておくことは
より快適に生活する上では大事にしたい部分だ。
プライバシー

2階以上では、道路や歩道からの視線が届きにくいため、
カーテンを開けていてもプライバシーを確保できる。
1階の場合はどうだろうか、、。
道を歩く人と目線が同じになり、
洗濯物などが一目につきやすい。
また、夜中は家の中の方が明るいため、
カーテン(遮光性能低い場合)を閉めていても
中の様子が分かるため特に注意が必要だろう。
アパート1階に住むメリット
1階にも確かに利点はある。
下記も考慮して部屋選びを検討していきたい。

- 家賃が安い
同じ間取り・築年数でも、1階のほうが賃料は数千円安く設定されることが多い。数年単位でで見ると大きな節約に。 - 下の階への騒音を気にしなくていい
自分の下に住人がいないため、
足音や生活音による迷惑を心配する必要なし。
子供がいる家庭などは大きな利点だが、
一人暮らしなら、、 - 生活動線が短く便利
ゴミ出しや荷物の搬入がスムーズで、
毎日の出入りも負担が軽減できる。
単純に金銭面や生活しやすさの点では1階はメリットがあるよう。
とはいえ、1階の場合は防犯面や湿気、
プライバシーの面で対策が求められるだろう。
1階に住むなら、ここに注意

いろいろ悩むけど、
どーしても1階のここしかない

1階に住むなら、
いくつかちゃんと対策しようね
防犯対策
- 窓やベランダの補助錠
ワンタッチで外せないロックを追加することで侵入を防ぎます。 - 防犯フィルムや面格子
ガラス破り対策や、窓からの侵入防止に有効です。 - 物干しや郵便ポストの管理
長時間外に放置すると不在がわかるため、こまめに取り込みましょう。
湿気対策
- 除湿機の活用
- 窓の結露対策(断熱シート・二重窓など)
1階と2階ではどちらが寒い?
結論は、どちらも季節によって不利な面があるよう。
冬は1階が寒くなりやすい
地面や基礎部分からの冷気が直接室内に伝わりやすい。特に築年数が古く、床下断熱が不十分な物件では足元から冷え込みを感じやすく、暖房をつけても部屋全体が暖まりにくい傾向があります。
夏は、2階以上が暑くなりやすい
直射日光や屋根・外壁からの熱を受けやすく、午後から夜にかけて室温が高くなることがあります。これは屋根裏や外壁が蓄えた熱が室内に放出されるためです。
物件選びの際は断熱材の有無、窓の複層ガラス、防寒・遮熱カーテンの設置など、快適性を高める工夫が必要です。
上の階と下の階、どちらがうるさい?
1階は道路や駐車場に近いため、車のエンジン音や人の話し声、郵便・宅配の出入りなど外部からの生活音が入りやすい傾向がある。
また、上の階からの床や壁を通じて足音・椅子の移動音・子どもの走り回る音などが響くことがある。
特に僕の場合、リゾネットタイプであり、
階段が屋内にあるため、上の階の人の階段の昇降の音が一番気になることが多かった。
部屋が最上階の場合は、
道路からも離れる、
かつ上の階のからの騒音がなくなり、
比較的部屋の外からの騒音問題は軽減する。

物件の見学時に昼夜の音環境を確認するのもgood
まとめ:階数はどう考える?

2階以上は防犯や快適性で優れており、
1階は家賃や利便性という魅力があります。
大切なのは、
生活スタイル・周辺環境・建物構造を
総合的に見て判断することです。
部屋選びの段階で情報を集めることで、
引っ越し後の後悔を防ぐことができます。
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