一人暮らしの子供に親ができること|訪問が支えになる理由

暮らし

進学や就職を機に親元を離れ、一人暮らしを開始
そんな子供さんをお持ちのお母さん方へ

一人暮らし9年目の27歳アラサー男子から、
ひとつだけお伝えしたいことがあります。

ぜひ一度、時々でもいいので、
お子さんの様子を見に行ってあげてください

整理整頓を手伝ったり、家事のやり方を教えたりする必要はありません。
ただ「顔を見に行く」――それだけで十分です。

今はスマホさえあれば、生活に必要な情報はいくらでも手に入ります。
レシピも掃除の仕方も調べられるし、SNSを通じて友達が増えたり、ファッションの流行を追うこともできます。
その結果、良くも悪くも「周りにどう見られるか」を気にする傾向が強くなるのではないか、と感じています。

若い頃は時間もお金もカツカツ。
周囲からの評価を気にしだすと、それだけで心がいっぱいになります。
そして「何を削ろう」と考えたとき、削られやすいのは私生活の環境や健康面です
電話では気づけない小さなサインが、もう出始めているかもしれません。

これは不安をあおりたいから書いているわけではありません。
僕自身が振り返って、「実親が時々様子を見に来てくれること」がどれだけ大きな支えだったかに気づいたからです。

周りのことばかり考えている時期は、自分が無理していることに気づけません
新しい服を買い、友達が増え、いろんな場所へ出かけて

――視野が広がっているように見えても、実は疲れていることがあります。

県外に住んでいた僕のもとへ、両親や兄弟が
「せっかくだからそっちのいいところを案内して」
と時々訪ねてきてくれました。
その時間だけは、いつも頭の中を占めている“周り”のことがどうでもよくなり、心から安心できたのです。

家族と過ごす時間は、
帰省や訪問という形でしか得られない特別なもの。
どうか一度、顔を見に行ってあげてください。

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