
「おしゃれな所がいいけど、家賃も、、。」
「ロフト付きとか、どうなのかな?」
こんな疑問を持っている人も多いのではないだろうか?
27歳一人暮らし。そんな僕は現在
築6年のロフト付きアパートに約4年住んでいる。
そんな僕だから言える
ロフト付き物件に住んで感じた率直な本音をまとめた。
この記事はこんな人におすすめ
・ロフト付き物件って何?の人
・ロフト付き物件を検討中の人
・これから一人暮らし始めてみたい人
結論:ロフトの目的をはっきり決めてから選ぼう
手っ取り早く結論から、、、
ロフト付き物件を検討しているなら、ポイント2つ
・ロフトを「何に使うか」を先に考えておく
・「寝室」ではなく、「収納空間」に
とはいえ、実際僕自身4年もこのロフト付き物件にいる。
理由はロフトの活用法を工夫したから。
この記事では後半で、その具体的な活用法も紹介する。
ロフトってそもそも何?基礎知識を押さえよう
まずは「ロフトってそもそも何?」。
建築基準法の部屋の定義を簡単に伝えると、「天井が210cm以上」「窓面積は部屋の面積の7分の1以上」といったものが定められている。
つまりロフトは、法律上「居室」として認められていない。
ちょっとした「お得感」があるし、写真を見ると秘密基地っぽくてワクワク!
でも、その分だけ注意点もあります。
ロフトを寝室にするのはおすすめしない理由

ロフト付き物件で「このロフトに何を置こうかな?」と考えた時に、多くの人は真っ先に「ベッド置いて寝室にしよう」と考えるのではないだろうか?
僕もひとり暮らしである。ロフト以外はワンルームのみ。ベッド(寝具)がロフトにおけるだけで、生活スペースに余裕が生まれる。その浅はかな思考を経て、当初は迷いなく「ロフト=寝室」にした。
まずはその結果、「ロフト=寝室」の我が家に住んで気づいた「ロフト寝室化」の後悔ポイントを率直に書こう。
本音1:移動(上り下り)が大変!
ロフトに上がる方法はハシゴと階段の物件が多いのではないだろうか?
僕の部屋は階段のためハシゴよりは負担少ないだろうと期待していたが、
上り下りは想像以上に面倒。
最初は楽しいし、新居にワクワクしてる時期のためなんともなかった。しかし徐々にその面倒くさい移動がストレスになってくる。ロフトに上がらずソファで寝ていた日もちらほら。
本音2:掃除も大変!
ロフトの掃除のためには掃除機などを持って上り降りしないといけない。また、布団干すためにも抱えて運ぶ必要あり。僕の家は階段だが、ロフトの昇降がハシゴの場合は、どうしているのだろうか?
また、ロフトは天井がとても低いため、基本中腰姿勢。掃除や整理整頓するときも中腰を余儀なくされる。
3つ目はホコリ舞い散り問題。至極当たり前だが、埃は上から下へ落ちる。ロフト掃除は多少なりともメインとなる部屋に多少黒い雨を降らすことになるだろう。
本音3:上は暑くて下は寒い!
「上は灼熱、下は極寒。これなぁんだ?」ってなぞなぞにするまでもないだろう。
『ロフト付き物件=部屋の天井が高い』
つまり、より一層部屋の上と下の空間で温度差が顕著にでる。
夏:ロフトがサウナ状態に…。
冬:ロフト下が冷えるので、部屋全体の温度管理が難しい。
本音4:転落の危険も!
僕自身、ロフトへの移動時に2回も滑って転んだ経験がある。
朝起きて寝ぼけている時や寝る前疲れ切った状態で階段の上り下りのため、案外あるもの。
僕が鈍臭いだけかもだが、、、。これめちゃくちゃ痛い笑
ロフト付き物件を快適に暮らすコツ

「じゃあ住めない?」というと、そうでもない。
実質、僕自身4年住めている。引越しがめんどくさいとかではなく、ロフト付き物件での生活を快適にするためにいくつか工夫したからだ。
解決策1:空気循環が命!サーキュレーターを活用
実際これが革命を起こしている。
結果4年経った現在もなおロフト付き物件住んでいる。
住み始めは扇風機とエアコンを駆使していたが、根本的に考え方が違ったようだ。
エアコンで冷たい空気を作っても、
扇風機で直接体に風を送っても、
上を向いて頑張ってフーフーしても、
ロフトには暑い空気しかないから笑
「上下で温度差がある。ならば空気の流れで循環!」
空気の循環という点では、
扇風機よりサーキュレーターが最適。
※設置の向きや高さの工夫については別記事で詳しく書く。
ロフト解決策2:収納・予備部屋として活用
『ロフト=寝室』を前提とすると、
身体への負担や、暑さ寒さ対策など
対策が必要になる。
収納スペースとして使う
・買いだめした日用品の保管
・季節ごとで家具の模様替えをしたい
といった、収納空間としては十分に効果発揮できるだろう。
僕は「ロフト収納空間化」をおすすめ
・模様替えは夏・冬のタイミングで行う。
・夏は全ての冬グッズ(コート類や布団など)を収納
・冬は全ての夏グッズ(扇風機や衣類など)を収納
👉ポイント
・各シーズングッズは「全て」ロフトに移動
僕は面倒くさがりだ。模様替えは年に2回だけ(夏冬)。
その2回の模様替えのタイミングでロフトに収納しているものと居住スペースに置いているものをガラッと入れ替えるイメージ。
ポイントは別の収納場所にはシーズンオフのものは収納せずに、全てロフトに持っていくこと。普通のクローゼット等が空いていたとしてもロフトに持っていく。
全てロフトに収納するメリット
・いつもの生活空間を最大限利用できる
・必要性が低い物を判別して、減らすきっかけに
メリットはこの2つある。
普段使用するクローゼットなどに余裕を持たせることで想像以上に部屋が広くなる。ひとり暮らしでワンルーム、最低限の広さに住む僕のような場合は特に効果が出たと感じる。
また、ロフトに収納する場合と通常のクローゼットなどに収納する場合、何が違うか?ずばり、ロフトの場合は階段などを上がったりと労力が必要。
そんな時に僕はこう考える。「これ頑張って収納する必要ある?いっそのこと、ここで捨てた方が、、、」
シーズン毎にどんどん物が増えていくが、なかなか物捨てられない人は多いだろう。僕もそのひとり。そんな僕にとって、断捨離できる大きな機会の一つになるのも大きいメリット。
来客用の予備部屋にする
友人や家族など急な来客用のスペースとしても使用できるだろう。
その分日頃は基本的に使用しないことになるが、、、。
普段はロフトに上がらなくても暮らせるので、グググっと負担が減るだろう。
ロフト付き物件のメリット・デメリット
今までのメリット・デメリットはこんな感じ。
| メリット | デメリット |
| ・部屋が広く見える ・収納スペースが増える ・おしゃれで個性的 | ・上り下りが面倒・危険 ・温度管理が難しい ・掃除が大変 |
こんな人にロフト付き物件はおすすめ
・荷物が多く収納を増やしたい人
・立地など別の条件を優先したい人
・部屋に個性を求めたい人
まとめ
ロフトは、一見おしゃれでお得に見えるが、
住んでみると様々な「クセ」が見えてくる。
特に、寝室にするのはおすすめできないのが本音。
ただし、工夫次第では快適に過ごすこともできる。
収納として割り切って使えば、部屋がすっきりしてむしろ快適になることも。
これから部屋探しをする方は、
「ロフトに何を求めているか?」
じっくり検討していただきたい。



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